舅も実父も亡くしたくるあんママにとって
父の日は思い出に浸る日であり、くるあんパパへのサービス・デーでもあります。
何かプレゼントを。。。と思っていましたが、何も欲しい物がない、というパパなので
パチンコの軍資金少々とマッサージをしてあげました。
それと夕飯はパパの大好きなお蕎麦にします(^^♪
ママは今でこそ底なし沼のような胃袋を持つ巨大体質ですが、
子供の頃は食も身体も細く、かなり虚弱体質でした。
稀に人並みに食べればお腹を壊し、
風邪を引けば治りが悪く、微熱が続いて1ヶ月も学校を休んだり。。。
来る日も来る日も布団に横たわり、天井を見ている…そんな退屈な暮らしの中で一番の楽しみは
父が仕事から帰って来るその時でした。
無口で、ぶっきら棒で気の利かない父が、寝床で待ちわびる私を見るなり
大きな手足を左右にバタバタ動かし、ひょうきんな動きをしながら近付きます。
そしてキャーキャー喜ぶ私を抱き上げ、頭上高く持ち上げたり、くすぐったり。。。
身をよじって笑い転げる私の後ろから、響き渡る母の怒りのひと言!
「また熱が出たらどーするっ!!」<(`^´)> 慌てて布団に戻される私。
突然抜き足差し足で立ち去る父。そのおどけた後ろ姿を見ながら、布団で口を押さえて笑う私。
毎日同じことを繰り返し、毎日同じ事で笑い、毎日このひと時を楽しみにしていたのでした。
3人の息子と1人の娘…
そのただひとりの娘なのに、美人の母に似ていない私。子供の頃はよく
「鬼がわらみたいなお父さんにそっくり!」とからかわれました。
病弱だった私も、年と共に逞しくなり、今では使い減りのしない体質に。。。
同居のオバに、いつも言われます。
「お父さんに似て良かったね。働き者っていう…何よりの宝を貰ったね!」
私はこの、「お父さんに似て…」と言われるのを、
一番嬉しい褒め言葉と受け止めています。
ありがとう~♪ おとうさん(*^_^*)
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by kuruann-mama
| 2011-06-19 11:53
| 思い出
くるあん地域には大通りから一歩入ると
こんな風な路地裏が、あちこちにあります。
下町は広い土地の上に建つ個人住宅は殆どなく、当然庭のある家も少なく
路地に面して植木を置いて、庭代わりにしている家が多いのです。
以前は運河の町だった江東区。。。陸の交通が中心になった為、最近は一部分残して埋め立てられ
こうした親水公園として、区民とワンコの憩いの場になっています。
ボール遊びをしている子、ラジオ体操をしているお年寄り、お友ワン…
みんなの集合場所です。
早く梅雨が明けるといいな…と思いつつ
この後、訪れる猛暑に恐れを抱いている くるあんママです(;一_一)
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by kuruann-mama
| 2011-06-16 05:37
| 散歩コース・江東区
くるあん家のオバちゃんが、まだ足腰がしっかりしていた頃、
趣味のひとつがショッピングでした。
1週間に3回位デパートに行き、ママも荷物持ちに駆り出された苦ーい思い出があります。
え?何故苦い思い出なのかって?
それはね~思い出すのもイヤなのだけど、買い物の量と行き先の幅広さが半端じゃないんです。
日本橋には当時3つのデパートがあり、東急(今のコレド日本橋)高島屋、三越。。。と練り歩き
足が棒になるやら肩が痛いほど荷物を持たされるやらで、ウンザリしていると。。。
「やっぱり、高島屋に戻ろっ!」と来る。。。(>_<)
えー!さっき、行ったじゃない! なんて言おうものなら
「買い物をする、ってことは、それ(買った物)を受け取る人の喜ぶ顔が見たいからなんだよ!」
と、叔母流持論を展開。
心の内は、人に喜ばれたい!というサービス精神で満ちている叔母なのですが
日頃の過激な口調が災いしてか、、それらが感謝の気持ちで受け入れられることは
なかなかありません。
重い荷物にハァハァいいながら、高島屋に戻り、ひとしきり叔母の気の済むように練り歩く。
じゃ、帰ろうか?と聞く私に
「何、言ってんだい!次は銀座だぁ!」
で、銀座の3つのデパートや、当時輸入物が魅力な名鉄メルサ、銀座ならではの老舗やブティックを
またも練り歩く。
その練り歩き方がまた、しつこくてマイペース。行ったり来たりを繰り返した揚句
「じゃ、2階に行くよ」とエスカレーターの前で言われ、当然乗って来る、と思い込んで乗ると
後ろに叔母がいない。エスカレーター直前で気が変わって、どこかに歩いて行っていたり(;一_一)
地下の食料品売り場では、週3回も来店すりゃいい加減顔を覚えられていて、あっちこっちで
「奥さーん!」(実は独身だが、デパ地下では奥さんで通っていた)
呼び止められるたびペチャクチャお喋りの花を咲かせ、
重たい荷物が肩や指や手首に食い込む私を思いやることも無い。
銀座で買い物が終了する時もあれば、そこから渋谷や新宿に繰り出すこともあったりで。。。ふぅ。。。
そしてお金遣いが荒い割には、交通機関はいつも地下鉄を利用。
だから叔母と一緒に買い物に行くなんて、
まっぴら御免だーい!<(`^´)> と思っていたのですが。。。
自称・買い物の鬼も、今では牙も折れ、介護の手がなくては歩くことも出来ない身体です。
大好きなデパートに連れて行ってあげよう。。。
と弟の協力のもと日本橋・三越へ。。。
車椅子への思いやりがあちこちに見受けられる館内でまず
オシャレな叔母が喜ぶような洋品売り場を見た後、買い物の途中で、デパートを出ました。
新しい街に変貌しつつある日本橋の街にキョトンとする叔母。
あの三井タワーを見上げてビックリした後、
新しい野村ビルの中にある中華料理店 『桃花林』さんへ。。。
叔母が元気な頃、ホテル・オークラで食事をするのを楽しみにしていて、
この『桃花林』さんもお気に入りのひとつでした。
凝った料理ではなく、我が家が長年慣れ親しんだ中華料理の定番をいくつか注文し
3人で分け合って頂きました。
食後、また三越に戻って地下の食料品売り場でお買い物。
もう叔母を見て「奥さーん!」と声をかけてくれる店員さんはいません。
叔母の乗る車椅子を背後から押しながら、その小さくなった肩とグレーの髪を見
遠い日の『買い物の鬼』をふと懐かしく思う私でした。
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by kuruann-mama
| 2011-06-11 18:20
| オバちゃん
叔母との暮らしを通して、高齢者の日常生活で心掛ける当たり前のことを
切実に感じ入ることがあります。
食について。。。量は少なめでも良いから、栄養のバランスを取る。
運動について。。。動き出す前と後にマッサージ。ストレッチ。慎重に歩行。
会話について。。。いつも家族だけではなく、他人と接し、幅広い話題に触れる。
外出について。。。季節感が感じられる所に出向く。
よく聞く内容ですが、一緒に暮らしていると、その当たり前のことがすごーく大事であるのを痛感します。
最近、我が家の叔母は、ディサービス(日帰り施設)や、ショートステイ(お泊まり施設)
在宅ケア・マッサージなどで、家族以外の人に接して頂いています。
すると、脳が活性化されたかのように、話題の幅が広がって来ました。
一瞬で忘れてしまうこともありますが、少し会話のキャッチボールが成り立ってきたのです。
そうしたことは本人にとっても自信につながり、施設に出向くことを楽しむようになりました。
ただ。。。ショートステイ(お泊まり施設)の多くは、リハビリに力を入れているところは少なく
あったとしても時間的にも内容的にもイマイチで、殆どの方々の場合、S・ステイ帰宅直後は
足腰がふらつきがち…といった話を耳にします。
自宅介護をしていても思うのですが、一番神経を使うのが転倒しないかどうか、です。
つまり、多くの高齢者の面倒を見て下さる施設でリハビリを望むのは、
負担が大き過ぎるのでしょうか?
それ以外はスタッフの皆さんに優しくされ、お友達も出来、気持ちも晴れ
広い館内、花々が咲く中庭や芝生の広がるお庭などで、清々しさも感じ、頭もやや回転し(?)
満足満足~♪といった調子です。
頭と足腰、栄養。。。これからもバランスを取っていこうと思います。
くるみは、この夏9歳になります。
叔母との暮らしで学んだことを、クルちゃんにも活かしてあげよーっと(^^♪
ありがとー、オバちゃん(^◇^)
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by kuruann-mama
| 2011-06-10 08:30
| オバちゃん
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by kuruann-mama
| 2011-06-09 17:14
| 小太郎