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くるみとあんずの散歩道

被災地からの報告

CHA-ネエには、今回最も被害を受けた地域に住む友人がいます。

地元のテレビ局だかラジオ局だかに勤務し、リポーターをしているその友人は

地震以来、まったく音沙汰なかったので、

彼女の身を案じるあまり、CHA-ネエも不安な日々を送っていました。

それが昨夜、ようやく彼女からのメールが届きました。

地震の後、私的な時間が全く無いまま、、現地を飛び回っていたそうです。

あのテレビで見る大惨事を、直に見、足を踏み入れ、リポートする辛さが切々と書かれていました。

あの瓦礫の流れ着いた残骸の中、見渡せるあちこちに遺体が散乱していて

それらを手厚く葬る時間も無いまま、先へ先へと追い立てられ、

次の町もまた地獄絵図のような光景を目の当たりにしながら、リポートをする罪悪感。。。

精神的にかなり落ち込んでいる様子が、メールの簡潔な文に滲んでいました。



それを読んだCHA-ネエは、友人の無事に安堵しつつも、その大惨事の実態に

痛手を感じています。自分がぬくぬくしていることも辛いようです。

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入院中の叔母は、戦争中、今回の被災地のひとつ岩手県・宮古に疎開していました。

近くに『浄土ヶ浜』という、極楽浄土のような風光明美な地があり、海産物に恵まれ、

また土地の人々は真面目で正直で誠実で、親切な人ばかりだった、と叔母は言います。

この大震災で命を奪われた方々、どうか極楽浄土で安らかにお眠りください。

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東京は物資が不足していて、スーパーやコンビニに行っても欲しい物がなかなか手に入りません。

今…叔母の入院先は大事を取って面会禁止なので、

こんな時こそ、ゆっくり手料理を…と思っていたのですが、近間はどこも食材が手に入らず。。。

そこで今朝、思い切ってデパートに行くと、被災地での惨状が嘘のように

物が溢れていました。有り難い半面、ちょっと複雑な気持ちです。

また、日持ちのする食材売り場は長蛇の列だったり

やっと自分の番が回って来たと思ったら、欲しい物が売り切れだったり。。。

命があるだけで有り難いので不満は言いませんが、

今までの、気楽に近所で何でもそろう便利さとは、程遠い暮らしになってしまいました。

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くるあんパパは買いたいものが無くてもせっせとコンビニに行き、

義援金の募金箱に寄付しています。 そして帰って来るたび

「ちっとも募金されてね~」(;一_一)っとグチっています。


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我が町はまだ、計画停電になっていないのですが、家では徹底的に節電に勤めています。

こうして皆で節電すれば、どうしても電気を必要とする人たちに

負担をかけずにいられるのではないでしょうか?



それにしても、いつかはとんでも無い大惨事が来る、って、

私のような呑気でおバカなオバサンでも覚悟していたのに

何かと「想定外な出来事の為。。。」を繰り返す電力会社の上層部の人が無責任に見えるのは

私だけでしょうか?
by kuruann-mama | 2011-03-15 14:05 | CHA-ネエ